城西大学男子駅伝部の3年生、斎藤将也選手は、1年生時に箱根駅伝でデビューし、その後2年間、重要な2区を担当してきたチームの中核選手です。
今年、彼は箱根駅伝で最も厳しいとされる山岳区間の5区を走る可能性があり、その強靭な走りに多くの期待が寄せられています。
今回は、城西大学駅伝部のエース、斎藤将也選手にスポットを当ててご紹介します。
- 斎藤将也選手の出身中学
- 斎藤将也選手の出身高校
- 斎藤将也選手が城西大学を選んだ理由
- 斎藤将也選手のプロフィール
斎藤将也選手のプロフィール
(出典:陸上競技webメディア「月陸Online」)
斎藤将也選手のプロフィールをまとめました。
項目 | 情報 |
---|---|
名前 | 斎藤将也 (さいとうしょうや) |
生年月日 | 2003年10月22日 |
出身 | 福井県 |
身長 | 164cm |
体重 | 50kg |
学歴 | 大野市立陽明中学校 敦賀気比高等学校 城西大学 |
斎藤選手は上り坂でのパフォーマンスが顕著で、「激坂最速王決定戦」という競走で学生の間で歴代最速のタイムを記録しました。
そのため、彼は箱根駅伝のような山岳コースにおいて非常に期待される選手です。
斎藤将也選手の出身中学校
城西大学駅伝部で活躍する3年生、斎藤将也選手出身中学校について、エピソードを交えながらご紹介しますね‼
大野市立陽明中学校
斎藤選手は福井県大野市にある陽明中学校の出身です。
大野市立陽明中学校は、福井県大野市に位置する公立の中学校です。
この学校は地域社会の一員として、生徒たちの教育に力を入れており、学業だけでなく、スポーツや文化活動にも積極的に取り組んでいます。
生徒たちは様々な活動を通じて、協調性やリーダーシップのスキルを培う機会を持ち、地元の伝統や文化を重んじる教育方針も特徴的です。
斎藤将也選手の中学時代のエピソード
そして斎藤将也選手は小学校3年生の時から野球を始め、中学校でもピッチャーやサードとして活動を続けました。
斎藤将也選手は中学で陸上部には正式には加わっていませんでしたが、彼の抜群の運動能力が認められ、しばしば陸上競技の大会に特別参加することがありました。
その結果、全国中学校駅伝大会や都道府県対抗駅伝大会などで目覚ましい成績を収めることができました。
日付 | 大会名 | 区間 | 区間順位 | タイム |
---|---|---|---|---|
2016年9月 | 福井県中学校駅伝 | 2区(3km) | 区間7位 | 9分50秒 |
2018年11月 | 福井県中学校駅伝 | 5区(3km) | 区間1位 | 8分58秒 |
2018年12月 | 全国中学校駅伝 | 1区(3km) | 区間18位 | 9分24秒 |
2019年1月 | 全国都道府県対抗男子駅伝 | 2区(3km) | 区間23位 | 9分00秒 |
斎藤将也選手が全国レベルの競技に参加した経験を通じて、彼は「走ることの楽しさ」を深く感じ、「さらに競争して勝ちたい」という強い意欲を抱くようになりました。
斎藤選手の記憶にのこるのが、青学大の神野大地選手(現在はセルソース所属)が5区で見事な逆転を果たし、その活躍がチームの優勝に大きく貢献したシーンが強く印象に残っているエピソードもありました。
その結果、高校進学と同時に本格的に陸上競技を始めることを決意し、陸上部に入部しました。
ここが斎藤将也選手の陸上を始める原点だったんだね‼
斎藤将也選手の出身高校
斎藤将也選手は中学校を卒業後、福井県敦賀市に位置する私立の敦賀気比高校に入学します。
敦賀気比高校
この学校は、学術面とスポーツ面の両方で優れた成績を残していることで知られていますが、特に野球部は全国的にも高い評価を受けています。
夏の甲子園をはじめとする全国大会での活躍が目立ちます。
また、多様な学科を設け生徒一人ひとりの興味や将来の目標に合わせた教育が行われており生徒たちは、高い学業成績と共に、各種クラブ活動での成功を通じて幅広い能力を培う環境が整っています。
斎藤将也選手の高校時代のエピソード
この高校は野球で名高いですが、斎藤選手は野球を選ばず、高校時代に陸上競技に専念しました。
中学時代はほとんど一人で走る練習をしていたのに対し、高校で初めて集団練習を経験し強さも増しました。
「中学の時は『ただ走り込んでいただけ』で、陸上というものをほとんど知りませんでした。動き作りやフォーム、インターバルやペースを守った距離走など、陸上ならではのメニューになじむのは苦戦しました」
(出典:陸上競技webメディア「月陸Online」)
と語っています。
彼は高校で陸上競技を本格的にスタートし、全国大会やインターハイなどの大舞台で著しい成績を収めています。
高校1年の秋には国体で少年B3000mに出場し、11位に入りました。
2年生の時は新型コロナウイルスの流行による活動制限や大会の中止が影響し、練習に集中できず成長が停滞した時期もありました。
しかし、高校3年の時には5000mでインターハイに出場し、予選で17位にランクイン。
さらに、その年の全国高校駅伝では、各校のトップランナーが競う1区で区間11位という素晴らしい成績を収めました。
日付 | 大会名 | 区間・種目 | 区間順位・結果 | タイム |
---|---|---|---|---|
2019年12月 | 全国高校駅伝 | 4区(8.0875km) | 区間42位 | 24分25秒 |
2019年10月 | 第74回国民体育大会 | 男子少年B 3000m 決勝 | 11位 | 8分32秒49 |
2020年12月 | 全国高校駅伝 | 3区(8.1075km) | 区間34位 | 25分21秒 |
2021年7月 | 全国高校総体陸上 | 男子5000m 予選 2組 | 17位 | 14分59秒71 |
2021年12月 | 全国高校駅伝 | 1区(10.0km) | 区間11位 | 29分16秒 |
素晴らしい実績を残されています。高校で本領開花していますね‼
斎藤将也選手は城西大学を選んだ理由は?
第101回東京箱根間往復駅伝競走
— 城西大学男子駅伝部 (@josai_ekiden) January 2, 2025
5区 斎藤 将也
日本人エースではなく、真のエースへ
山の妖精が抜けた今年の5区。
将也に任せれば、大丈夫!やってくれる!と全員が思う。
気合と根性の走りを!!
〈選手からの一言〉
ガンバリマス!! pic.twitter.com/8xkbRnzo9u
斎藤選手は高校卒業後、城西大学に進学し陸上を続けます。
城西大学は箱根駅伝に参加している大学の一つで、強豪校として知られています。
城西大学駅伝部は、その強いチームワークと個々のランナーの高い能力で、過去に何度も輝かしい成績を収めており、箱根駅伝では常に上位を狙うチームとして注目されています。
毎年の予選会を経て本選に挑み、新たなランナーも積極的に育成していることで知られています。
日付 | 大会名 | 区間・種目 | 区間順位・結果 | タイム |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | 箱根駅伝 | 2区(23.1km) | 区間15位 | 1時間08分46秒 |
2023年3月 | 関東学連春季オープン競技会 | 1500m 2組 | 2位 | 3分57秒10 |
2023年10月 | 出雲駅伝 | 1区(8.0km) | 区間10位 | 23分46秒 |
2023年11月 | 全日本大学駅伝 | 4区(11.8km) | 区間1位 | 34分00秒 |
2024年1月 | 箱根駅伝 | 2区(23.1km) | 区間8位 | 1時間07分15秒 |
2024年10月 | 出雲駅伝 | 1区(8.0km) | 区間11位 | 24分06秒 |
2024年11月 | 全日本大学駅伝 | 4区(11.8km) | 区間2位 | 33分41秒 |
2024年11月 | 八王子ロングディスタンス | 10000m 7組 | 6位 | 27分45秒12 |
斎藤将也選手は城西大学を選んだ理由
城西大を選んだ理由は、「指示されるよりも自主的にトレーニングを行える環境」が整っていたためです。
低酸素室などの先進的な設備も完備されており、また、村山紘太(現在は旭化成に所属)、山口浩勢(現在は愛三工業に所属)といったオリンピアンを輩出していることも、その選択に大きく影響しているんだそうです。
「箱根だけで終わるのではなく、その先を見据えてやりたいと思っているので、それを考えたら城西大が一番当てはまっているのかなと思いました」
(出典:陸上競技webメディア「月陸Online」)
また、城西大学に入学してから1年生のうちからチームの主力選手として活躍しています。
6月に行われた全日本大学駅伝選考会で、斎藤選手はチームメンバーとして登録されました。
主要メンバーの一部が怪我から復帰したばかりで完全な状態ではなかったため、ルーキーである彼に最終4組を担当する重責が任されました。このレースで彼は29分40秒73を記録し、26位になりました。
調整期間中は良い状態を保っていましたが、「練習で力を出し切ってしまった」ため、レースでは期待されたパフォーマンスを発揮できませんでした。
チーム内で2番目に速いタイムを出したにも関わらず、「期待に応えられなかった」と感じていました。
その失望を乗り越えるために、トレーニング量を増やし、ホクレンディスタンスチャレンジに挑むことにしました。
7月のホクレンディスタンスチャレンジ網走大会の5000mで、自己ベストとなる13分53秒14を記録しました。
10月には箱根駅伝の予選会でチームの中で最も速い日本人選手としてゴールし、2年ぶりの本大会への出場をチームにもたらしました。
「山の神」に期待
斎藤選手は1年生の時の2022年11月に「箱根激坂王決定戦」と称される登り専用のレースで、当時3年生の山本選手を約1分差で上回りました。
彼は箱根駅伝で1年生と2年生の時に2区を走り、それぞれ区間15位と区間8位の成績を収めました。
全日本大学駅伝では、2年生の時に4区で区間賞を獲得し、3年生の時には区間2位となりながらも前年より19秒速いタイムを記録しました。
前回の大会では山本唯翔選手が1時間9分14秒の区間記録を樹立していますが、城西大学の櫛部監督は斎藤選手が山本選手よりも強いと断言しています。
まとめ
斎藤将也選手の出身中学や高校は?城西大学を選んだ理由について調査!についてまとめました。
城西大学駅伝部の3年生、斎藤将也選手は1年生のときから箱根駅伝で重要な2区を担当し、チームの中核選手として活躍しています。
今年は特に厳しい山岳地帯の5区を走る彼は福井県出身で、大野市立陽明中学校、敦賀気比高等学校を経て城西大学に進学しました。
中学時代は野球をしていましたが、高校で陸上を本格的に始め国体やインターハイで成績を残すほどの強豪選手に!
大学では城西大を選び現在「激坂最速王決定戦」で歴代最速タイムを記録し、「山の神」としての注目を集めています。
これからも斎藤将也選手を応援していきたいと思います。